介護の知識と方法
| 介護とは
・介護とは病む苦しみをもつ人に対する自然なものです。近代看護にその源をもっています。 ・障害のある人に生活への援助を行うことによって、自立した生活が営めるようにする介護の働きがあります。 |
| 介護の基本原則
・一人ひとりがもっている生活習慣や文化、価値観を尊重します。 ・生活の自立性が拡大するように介護します。 ・安全の確保に留意します。 ・受け手が生活行為を自分で選択できるように介護し、自己決定権を尊重します。 ・障害をもちながらも生きることに喜びと意義を見い出せるように介護します。 ・社会との接触をもちながら生活できるように介護します。 ・綿密な観察を怠らずに、異常をすばやく発見します。 ・他職種との連携を図って仕事を進めます。 |
| 介護におけるリハビリテーション
・障害があっても、生活行為が自分で出来るように、リハビリテーションの視点から援助することが大切です。 ・寝たきり状態は、適切な介護によって予防できるので、自立をうながす環境をつくる必要があります。 ・転倒防止のための対策をとって、移動、歩行をうながすことが大切です。 |
| ターミナルケア
・ターミナルケアは、人間として最後まで生きるための援助なので、その人らしく最期を迎えられることが大切です。 ・ホームヘルパーは、豊かな看取りをするために、死に対する葛藤やストレスを克服していくことが課題です。 |
| 在宅介護の特徴と進め方
・在宅介護の性質の理解−−−生活の場に出向いて援助するための留意点を知る。 ・身体介護と家事援助の相互の役割を知り、協力することの大切さを理解する。 ・在宅介護技法の基本を知る−−−在宅介護を成功させるための技法を理解する。 |
| 基本介護技術 |
| ■食事の介護 @事前の確認 ◎食事習慣の確認 ・食事の時間、内容、量、好物などを確認し従来の習慣をくずさないようにする。 ◎食事制限の確認 ・医師から食事制限の指示があるのか、またある場合は、その内容を確認する。 ◎身体機能の確認 ・まひや障害の有無、程度、嚥下状態、咀しゃく力、歯牙の欠損状態などを確認し、必要な介助がどの程度なのかを判断する。 A実施時の確認 ◎排泄の確認 ・食事前に排泄をうながします。排泄後は、ポータブルトイレ、便器、おむつなどは目にふれない場所に片付け、換気し臭気を 残さないようにします。 ポータブルトイレについて、 1.1日1回は消毒しましょう。 2.清掃しやすいように底にトイレットペーパーを敷いて使用します。 3.汚物は、トイレで流すので、水にとけにくいティッシュペーパーは避けてトイレットペーパーを使います。 ◎食事室の環境 ・食欲がでるように整えます。室内は暑すぎず寒すぎないよう適温に調節し、食卓を清潔にします。 ◎使用物品の準備 ・エプロン、タオル、自助具の他、介護者の手ふき、はしなども必要なら食事を始める前に用意しておきます。 ◎食事姿勢の確認 ・身体状態に応じて食事しやすい体位にし、安楽に配慮します。寝まきの場合は、寒くないよう上着などを羽織らせます。 ◎服薬の確認 ・食前薬があれば与薬します。 ◎食事状況の確認 ・食欲の有無、摂取量と種類、水分摂取量、食べ具合、疲労感、食事にかかった時間などを観察します。 B事後の確認 ◎服薬の確認 ・食後薬があれば与薬します。 ◎食後の観察 ・しばらくの間、そのままの姿勢で様子を見ます。異常がなければ本人の望む安楽な体位にします。 ◎使用物品の後片付け ・汚れたエプロン、タオル、食器などを洗い、もとの位置に片付けます。 ◎食事状況の報告 ・食事中の観察をもとに食事状況を家庭に伝えます。 ◎アドバイス ・調理、食事の方法や自助具の使用など、気づいたことがあれば本人や家族に伝えます。 ■排泄、尿失禁の介護 @事前の確認 ◎排泄機能の確認 ・排泄のどの部分に介助が必要なのかを確認します。 1)尿意や便意はわかるか、訴えができるか 2)身体障害の有無、部位、状態(移動能力の確認) 3)知的障害の有無、程度(言葉の理解力の確認) ◎排泄方法の確認 ・現在行っている排泄の方法を確認します。 A実施時の確認 ◎備品、消耗品の確認 ・排泄に必要な用具として、どのようなものが、どこに置いてあるのかを確認します。 ◎排泄頻度の確認 ・排尿、排便の間隔がどれぐらなのかを確認します。 ◎身体状態の確認 ・便秘気味なのか、下痢はしていないか、排泄姿勢の保持は大丈夫かなどを聞いて状態に適した介護を心がけます。 B事後の確認 ◎排泄物の確認 ・排泄物の量や形状、色、においを確認し、気になる点があれば他の介護と並行して観察するようにします。 ◎使用物品の片付け ・用具は常に速やかに清潔にしてもとの位置に片付けます。必要な場合は消臭、防臭対策を講じます。 ◎記録と報告 ・尿、便の量、形態は毎日記録しておき、排泄物の異常や排泄時の痛みなど、気づいたことは家族または医療関係者に 報告します。 ◎消耗品の補給 ・備え付けの消耗品は必要に応じて補給します。 ◎アドバイス ・現在行っている排泄方法より望ましい方法があれば、家族または本人に助言します。 ■衣類脱着の介護 @事前の確認 ◎身体状態の確認 ・寝たきりの生活なのか、座位・離床が可能か、手・足・体の動き具合、まひの状態など身体状態を確認します。 ◎環境・物品等の確認 ・室温調節の方法を確認し、着替えの衣類、タオル、バスタオル等が揃っているかを確認します。 A実施時の確認 ◎身体状態の確認 ・体調を確認し、汗をかいていたり、皮膚の汚れがあれば清潔にしてから行います。 ◎室温等の調節 ・室温は22℃前後にし、冬は衣類や介護者の手も温めておきます。必要に応じてカーテン等を引きます。 ◎物品の準備 ・着替え衣類、タオル、脱いだ衣類を入れるカゴ等の他、気候に応じてひざ掛けや肩掛けを準備します。 B事後の確認 ◎体調の観察 ・声をかけて体調を確認すると同時に、気分は悪くないか、異常はないかよく観察します。疲れたようであれば横になって 休息します。 ◎状態の報告 ・皮膚の状態やそのほかの身体の状態、また、衣類の汚れ部位や汚れの種類から気づいた身体の変化があれば、家族や 医療関係者に報告します。 ◎後片付け ・脱いだものを片づけ、必要に応じて洗濯します。 ■入浴の介護 @事前の確認 ◎身体状態の確認 ・病状、手、足、体の動きとまひの状態、感染症や皮膚疾患の有無、留置カテーテルや人口肛門など特に留意する点があるか などを確認します。 ◎医療関係者への確認 ・疫病を有している場合は、事前に入浴時の注意点や、どんな時に入浴してはいけないかなどを、主治医に聞いておきます。 ◎入浴設備・用具の確認 ・部屋から浴室までの状況、浴室に入るのに段差はあるか、手すりはついているか、浴室の床は滑らないか、浴槽に安全に入 れるか、などを確認します。 A実施時の確認 ◎服装の確認 ・介護者は、汗やお湯でぬれてしまうので、作業に適した服装を用意します。 ◎身体状況の確認 ・入浴してもよい体調か、また、入浴中には、気分はどうか、体調に変化はないか、皮膚や全身状態はどうかなど、声かけや 観察で確認しながら進めます。 ◎浴室環境の確認 ・脱衣室や浴室に危険な状況はないかをよく見ます。寒い場合は、22〜25℃に温めておきます。 ◎使用物品の準備 ・入浴の手順を考え、必要な着替えや用具を使用する場所にセットします。 ◎湯温の確認 ・好みや季節によっても違いますが、39〜40℃が適温です。高血圧や心臓病がある場合、または夏37〜38℃が目安です。 ◎排泄の確認 ・排泄は、入浴前にすませておきます。 B事後の確認 ◎体調の観察 ・声をかけて体調を確認すると同時に、気分は悪くないか、異常はないかよく観察します。疲れたようであれば横になって休息 します。 ◎報告 ・湿疹やじょくそうの心配がある場合や、心身の変化があった場合は本人や家族に報告し、必要に応じて医療関係者に連絡し ます。 ◎後片付け ・用具・浴室は洗って片づけ、衣類等は必要に応じて洗濯します。 |
| 身体清潔
@事前の確認 ◎身体状態の確認 ・病状とその留意点、手・足・体の動きとまひの状態、感染症や皮膚疾患の有無を確認します。 ◎医療関係者への確認 ・清拭時の注意点について入浴と同時に主治医に聞いておきます。 ◎寝床の確認 ・手早く、身体に無理なく行うために、寝床の位置や寝ている向きなどを確認しておく ◎給湯、排水の確認 ・お湯はどこで沸かし、どうやって給湯するのか、使用後の汚れた湯はどこに捨てるのかなどを確認 します。 ◎使用物品の確認 ・家庭状況に応じて、現在あるものを工夫して使いますが、どうしても必要な物は、相談して整えます。 A実施時の確認 ◎身体状況の確認 ・当日の顔色や表情、会話なごを通して観察し、清拭を行うかどうかを相談して決めます。個人差がありますが、体温は、 37℃以下、脈拍は毎分60〜80回前後が目安です。皮膚に傷や湿疹があるときは保健婦や主治医に相談します。 ◎室内環境の確認 ・室温は、22℃〜24℃ぐらいにします。 ◎使用物品の準備 ・清拭に必要な用具と着替えを寝床のそばに準備します。 ◎湯温の確認 ・55℃ぐらいのお湯が適温です。 B事後の確認 ◎体調の観察 ・疲労感などの観察をし、「気分はいかがですか、疲れましたか」などの言葉をかけて確認します。 ◎報告 ・皮膚の状態や清拭中に気づいた身体の変化、または清拭前後の健康チェックに変化があれば、本人や家族に報告し、必要 に応じて医療関係者に連絡します。 ◎後片付け ・バケツや洗面器などの用具は、洗ってもとの位置に戻します。タオルや衣類は家族に相談し、必要に応じて洗濯します。 |
| 洗髪
@事前の確認 ◎身体状態の確認 ・頭皮に傷や湿疹はないか、体調に応じて、週に何回くらい洗髪を希望するか確認します。また、ベットで寝たまま、または ふとんで寝たまま行うか、椅子にかけて行うのか、洗髪の状態を確認します。 ◎給湯、排水の確認 ・お湯はどこで沸かし、どうやって給湯するのか、使用後の汚れた湯はどこに捨てるのかなどを聞いておきます。 ◎使用物品の確認 ・洗髪の状態に応じて必要なものが違います。家庭にある用具の範囲で工夫しますがどうしても必要なものは相談して整え ます。 A実施時の確認 ◎身体状況の確認 ・当日の体調や頭皮の状態を確認し、相談して洗うかどうかを決めます。頭皮に湿疹がある場合は、お湯だけで洗い、状態 によっては洗髪する前に保健婦に相談したり皮膚科を受診して指示を受けます。 ◎室内環境の確認 ・室温は、22℃〜24℃ぐらいにします。 ◎使用物品の準備 ・洗髪に必要な用具を洗髪する場所に準備します。 ◎湯温の確認 ・40℃ぐらいのお湯が適温です。 B事後の確認 ◎体調の観察 ・体調や気分に変化はないか確認します。 ◎報告 ・洗髪中に気づいた頭皮の異常などがあれば、本人や家族に報告し、必要に応じて医療関係者に連絡します。 ◎後片付け ・バケツや洗面器などの用具は、洗ってもとの位置に戻します。タオルや衣類は家族に相談し、必要に応じて洗濯します。 |
| 細部の清潔
@事前の確認 ◎身体状態の確認 ・病気や障害の有無とその状態、感染症の有無と状態などについて確認しておきます。 ◎使用物品の確認 ・清潔にする部分によって必要な用具は違います。どんな目的で介護を受けたいのか聞き、それに必要な用具が揃って いるか確認します。どうしても不足なものがあれば本人や家族に相談して購入します。 A実施時の確認 ◎身体状況の確認 ・当日の体調を確認しその時々の体調に合わせて相談しながら、また、うながしたりして行います。 ◎使用物品の準備 ・清潔にする部分に応じて必要な用具を揃えます。 B事後の確認 ◎体調の観察 ・顔色や表情を観察し、体調や気分に変化はないか確認します。 ◎報告 ・皮膚の口腔の状態など、心配なことがあれば本人や家族に報告し、必要に応じて医療関係者に連絡します。 ◎後片付け ・使ったものは清潔ににしてもとの位置に戻します。 |
| 寝具の整え方
@事前の確認 ◎心身状態の確認 ・まひや障害の有無、部位、状態などを確認しておきます。 ◎生活状態の確認 ・寝たきりなのか、日中は離床して過ごすのかなどを確認しておきます。 ◎現状の確認 ・ベットを使っているのか、ふとんを使っているのかなどを確認するとともに、寝床に関して不満な点があれば聞いておきます。 A実施時の確認 ◎備品の確認 ・シーツやカバーなど、寝床に必要な用具としてどのようなものが、どこに置いてあるかを確認します。 ◎使用物品の確認と準備 ・ベットメイキングやシーツ交換を始める前に必要なものを揃えると同時に、寝具類の適否(汚れ、乾燥、大きさなど)を確認 します。 ◎室内環境 ・利用者が寝たままシーツ交換などをする場合は、ほこりがたつので換気に気を配り、寒い場合は、暖房したり、タオルケット をかけるなど保温します。 B事後の確認 ◎介護結果の確認 ・不快感や不満がないか、本人や家族に確認します。 ◎アドバイス ・寝具類やカバー類について気がついた点があれば、家族または本人に助言します。 ◎後片付け ・汚れ物は、決まった場所に片付け、必要に応じて洗濯します。乾いたらもとの位置に戻します。その他の用具も、もとの位置 に戻します。 |
| 寝床上での体位、姿勢交換
@事前の確認 ◎この介護が必要となるのは、利用者が寝たきりか、または、一日の大半を寝床で過ごしている状態ですからいつから何が原因 なにが原因でそうなったか、また現在の身体状態を確認しておきます。 ◎今後の方針を本人または家族と相談します。医師にかかっている場合は、医師の指示も確認します。 A実施時の確認 ◎じょくそうの有無、各部位を確認当て物をするなど配慮します。 ◎姿勢保持などに使うクッションやバスタオル、当て物などを用意します。 ◎吐き気やめまいの有無など、体調の確認をします。得に置きあがって座位にするときは、無理強いしないようにしましょう。 B事後の確認 ◎顔色や表情の観察、声をかけなどにより利用者の身体状態を確認します。 ◎得に長い間寝たきりだった人を起こした場合、起立性低血圧でショック症状をおこすことがあるので、座位の間はずっとそばで 観察し、顔面蒼白、吐き気、冷や汗などの症状が現れたらすぐもとの姿勢に戻します。 |
| じょくそうへの対応
@事前の確認 ◎意識の有無、まひや障害の有無と状態、失禁の有無など利用者の健康、身体状態を聞いておきます。 ◎寝たきりの状態か食事や排泄の座位で行えるかなど、利用者の生活状態を確認します。 ◎既にじょくそうがあって医師にかかっている場合は医療機関に処置を任ねます。また、予防のためには座位にするのが最も効果 的ですが、安静が必要な場合もあるので、どこまで行ってよいのか所見をもらいます。 A実施時の確認 ◎じょくそうの有無、部位、症状などを確認します。 ◎症状に応じて予防し必要な物品を準備します。 B事後の確認 ◎じょくそうの状態について本人や家族に報告し、症状に応じて医療機関の診察を受けるように助言します。 ◎栄養状態に問題があると思われる場合は,食事内容の改善を図ります。 ◎補助具が必要と思われる場合は、本人や家族に助言します。 |
| 家具、車椅子等への移乗の介護
@事前の確認 ◎利用者の身体状況を把握し移乗の方法を確認します。(障害の部位、状態、身長、体重など) ◎移乗に利用できる家具、補助具を確認し、使用する場合は、本人や家族の承諾を得ます。 ◎介助前に水平方向に移乗できるよう家具や補助具の高さを確認します。 ◎最短距離で移乗できるよう家具や補助具の位置を確認します。 ◎足元や周囲の妨げとなる物品を整理し、介助に必要な空間を確保します。特に利用者を持ち上げて移乗する場合は足元が見え ず、つまずいてバランスをくずす恐れがあります。 ◎家族など手伝える人がいるか否かを確認します。1人で介助するのが原則ですが、安全を確保するために必要な場合もあります。 ◎腰痛防止のため、介護者はあらかじめ準備体操をしておきましょう。 A実施時の確認 ◎気分等が悪くないか、利用者の健康状態を確認します。 ◎無理な姿勢をとらせたり、急激な動作をしないよう注意します。 ◎自力移乗でも、安心感を与えるため、常に身体の一部に手を添えます。 ◎2人以上で行う場合は、手順を確認し合い声で合図しながら介助します。 B事後の確認 ◎利用者にとっては疲れやすい動作です。健康状態を確認し、必要に応じて休息をとり次の動作に移ります。 ◎介護者は腰痛の予防等、健康管理に努めます。 |
| 車いすでの介護
@事前の確認 ◎車いすの扱い方 ・いろいろな種類があるので、利用者を乗せる前に本人や家族から説明を受け、ブレーキのかけ方やたたみ方、広げ方など実際 に操作してみます。 ◎車いすの安全の確認 ・ブレ−キがあまくないか、タイヤの空気が抜けてないか、ハンドグリップ、バックレスト、アームレスト、フットレストなどがしっかり 止まっているかを確認します。また、乗ってみて曲進、振動、異常音がないかを確かめます。 ◎室内の整理 ・スムーズに移動できるよう、室内や廊下などは常に整理しておきます。 A実施時の確認 ◎健康状態の確認 ・特に外出時は表情の観察や声かけなどをして、常に身体の状態を把握しておきます。 ◎姿勢の確認 ・坂道や段差の移動等でずり落ちそうになる事もあります。また長時間、同じ姿勢だとおしりが痛くなるので姿勢交換が必要です。 B事後の確認 ◎車いすの故障等、気づいたことがあれば家族に伝えます。 ◎移動の障害になる室内の溝を平らにする、家具を移動する、開き戸を引き戸にかえるなどの助言等があれば家族に伝えます。 |
| 肢体不自由者の歩行の介助
@事前の確認 ◎利用者の身体状況を把握しておきます。加齢に伴う障害でなく、脳血管障害の場合はリハビリテーションのどの時期にあるのか、 目標がどこかを確認しておきます。 ◎利用者が装着している補装具の機能等を理解しておきます。 ◎補助具の安全性を点検します。特に杖や歩行器の先についているゴムがすり減っていると滑りやすいので、早目に新しいものと 交換します。 A実施時の確認 ◎利用者の歩行パターンを知り、それに合った助言、介助を行います。 ◎常に歩行の妨げとなる物品を整理します。電気コードや敷居、本の角など、ちょっとしたものにつまづいて転ぶこともあります。 ◎歩行に適した動きやすい服装に着替えます。 ◎表情の観察、声かけなどにより健康状態を把握し、疲れたようであれば休憩します。 B事後の確認 ◎利用者の健康状態を観察し、必要であれば横になって休憩します。また、汗をかいている場合は着替えます。 ◎利用者の歩行パターンや補助具の種類などにより、室内を改善すべきところがあれば助言します。 ◎より移動しやすい、または自立をうながせる補助具等があれば助言します。 |
| 視聴覚障害者の歩行等の介護
@事前の確認 ◎視聴覚障害者の身体状態を確認しておきます。 ◎外出する場合は、目的地や交通手段などを聞いておきます。 A実施時の確認 ◎服装やはき物は安全第一に考えます。 ◎視聴覚障害者との意思疎通を図り、要求を確実に理解します。 ◎室外では、路面の変化を自分で確認し、また周囲の人に注意をうながす意味からも、ガイドヘルパーは白杖を持つ手の反対側に 位置し、サポートします。 B事後の確認 ◎誘導のスピードは早過ぎないかを確認します。 ◎曲がり角等の解説は適切か否かを確かめます。 ◎要求どおりのガイドができたかどうかを確認します。 |
| 緊急時の対処法
@事前の確認 ◎日頃の生活状況や身体状況を確認し、利用者におきがちな緊急事態とその対応について主治医から助言を得ておきます。 ◎緊急時にあわてないよう、日頃から救急箱などの所在を確認し、時々中身を点検します。 ◎主治医の連絡先、家族が不在の場合の連絡先など、緊急時に連絡を必要とする人の連絡先と連絡方法を確認します。一覧表に して見やすい所に貼っておくと緊急時にあわてなくてすみます。 A実施時の確認 ◎あわてず落ち着いて、病人の状態と周囲の状況を確認し、何が起こったかを性格に把握します。 ◎主治医に連絡する場合は、病人の状態をありのままに報告し、意思または救急車が到着するまで、何をどのようにしたらよいのか 指導をあおぎます。 ◎救急車または主治医が到着するまでに行った手当、病人の経過などは覚えておいて担当医に報告します。 B事後の確認 ◎病人の経過と、入院した場合は病院等を家族に連絡します。 ◎打撲や軽い怪我なども念の為 医師の診察を受けるよう勧めます。 ◎救急箱の中身や副子として使ったものなどは家族に報告します。 |
| 腰痛の予防等、介護者の健康管理
@計画性を持って効果的に ◎介護用具は1か所にまとめる ◎使った用具は決まった場所に戻す ◎計画表を作る ◎買い物は気づいたときにメモをしてまとめて済ませる A身体を痛めない介助方法を身につける ◎BODYメカニクスをマスターする ◎介護に慣れる B周囲の援助を受ける ◎公共福祉を利用する ◎援助の申し出は素直に受ける |