家事、相談援助、関連領域
1.家事援助の目的
・家事援助をする場合の目的を明確にし、援助を受ける人々にとってよい援助になるようにしましょう。
・家事援助の機能は、衣・食・住の生活において、心身の健康を支え快適で衛生的な生活及び生活環境を整えるための
働きと本来なら利用者や家族がするはずのことであっても出来ない状態にある場合い、代行する働きがあります。それ
らの仕事を過不足なく行う為に必要な知識、技法を覚えておきましょう。
2.食生活のあり方
・家事援助の最も重要な部分である食生活について、科学的な基礎知識を身につけましょう。
・食生活と健康のかかわり、疫病との関係について理解し、アドバイスできるようになりましょう。
・どのような食事が好ましいかを科学的に理解して実践出来るようになりましょう。
3.快適な衣生活
・衣服を着る目的について理解し、正しい衣生活が出来るようにしましょう。
・衣服を清潔に保つための洗濯について科学的に理解し、実践できるようにしましょう。
・高齢者や障害者の衣服について理解しましょう。
4.気持ちの良い環境
・室内環境を快適に整え、気分や雰囲気のよい生活をおくるためにはどうすればよいのか検討しましょう。
・住まいについて、その働き、手入れの方法、管理の必要性と方法について学び、実践できるようにしましょう。
5.相談援助の方法
・原則
| 項 目 | 説 明 |
| 個別性 | 要援護者とその家族を個別的に援助する。 |
| 意図的な感情表出 | 利用者とその家族が感情を自由に表出できるよう援助すること。 |
| 制御された情緒関係 | 利用者とその家族の感情を敏感に受け止め、表出された感情の意味を理解し、処遇目的に適した 反応を示すこと。 |
| 受容 | 利用者とその家族のあるがままの姿や気持ちを、そのまま受け入れると。 |
| 非審判的態度 | ホームヘルパーの価値観や倫理的価値判断で、利用者とその家族を評価しないこと。 |
| 自己決定 | 利用者とその家族が、自己の意識と力によって、自己のなすことを決定し行動することが出来るよう 導くこと。 |
| 秘密厳守 | 利用者とその家族に関する情報は、だれにももらさないこと。 |
6.記録と報告の方法
・記録は、ホームヘルパー自身の活動を点検し、技術を向上させるためにはかかせない。
・記録が容易に出来るためには、観察を忘れず、常に自分の活動の意味を考えることが大切です。
・記録は、事実を客観的に書きます。
7.福祉用具の役割と利用に関する知識
・福祉用具の定義は、福祉用具の研究開発及び普及の促進に関する法律で心身の機能が低下し日常の生活を営むのに
支障のある老人または心身障害者の日常生活上の便宜さを図るための用具及びこれらの者の機能訓練のための用具な
らびに補装具を言う
8.身体の観察
・普段の生活リズムや健康状態を把握して、異常の早期発見に努めます。
・本人や家族からの訴えを十分聞きます。
・身体面だけでなく,精神面、生活環境、人間関係などから総合的に観察します。
・家族やかかりつけ医師、看護婦(士)、保健婦(士)などに観察したことについて適切な連絡を行います。
9.薬の飲ませ方と保管 (薬剤師と相談するのが望ましい)
・処方された薬の種類や服薬方法について情報を得ておきます。
・高齢者が自分で適切に服薬できるかどうか確認し、正しく服薬できる方法で介助します。
・処方された薬の適切な保管方法を検討します。
・薬の副作用についてかかりつけの医師から聞いておき、身体の観察に留意します。